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来年の課題

2008年12月31日 14:05 :

   今、ソ連に勝った筈の自由主義、資本主義がその暴走により危機的状況に陥っている。金融工学と称する手法によって生み出された各種金融商品による金融バブルとその崩壊、更に雇用調整に都合のよい非正規雇用の拡大が生み出した絶対的貧困。日本は「金融工学」の立ち遅れで、幸いにも金融バブルの被害は比較的小さい。しかし全労働者の三分の一を占めるまでに拡大した非正規雇用は一億総中流といわれた日本社会の安定を根底から揺るがし始めている。製造業への派遣を禁止すべきという議論もある。一方でオランダのように派遣労働による雇用調整を認めながら正規雇用と変わらない手厚い雇用保険や職業訓練の機会を提供し、雇用不安や貧困を解消している国もある。来年は雇用について短期的対策だけでなく長期的視点からの議論が必要。

 引きこもり問題は欧米には見られない社会現象で、欧米では18歳になれば親から離れて暮らすのが当然とされている。日本社会では親子関係が欧米に比べて濃いためか、親離れ、子離れができないケースがある。30代、40代まで引きこもっている場合に親が面倒を見られなくなったときに大きな社会問題として浮上する。日本社会のあり方をもう一度しっかり考えてみる必要がある。