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恩師

2009年4月12日 16:05 :
      永井陽之助先生が亡くなられた。永井先生の書かれた「平和の代償」は当時大変話題を呼び、私も興味深く読んだ。ちょうどその頃、永井先生は北大から私が在学していた東工大に移ってこられた。期待して講義をとったがアメリカの国内政治がテーマでさっぱりわからないので出席は最初の1時間だけ。しかしそののち大学紛争が発生し、永井先生は学生と対峙。それが縁で個人的にも知遇を得、卒業後も永井先生を中心とする勉強会に参加。永井先生がベトナム戦争でアメリカが負けた原因に「時間の非対称性」を挙げられていたのを思い出す。時間が希少価値であるアメリカに対して何代にもわたって戦い続ける覚悟のベトナム軍。物理学にも興味を持っておられて、独創的な切り口から政治を分析。私にとって大学で国際政治を学んだただ一人の恩師。